
活動25年を迎える大御所のグループ。
特筆すべきは、彼らの排出する楽曲のほとんどがオリジナルということ。
アカペラグループがどうしてもカヴァーに頼りがちな中で評価できる点でしょう。
当アルバムもその例にもれず全19曲がオリジナル。
The Bobsの世界観がふんだんに盛り込まれています。
曲数が多いので、ジャンルを一概にまとめられませんが、
ロックとポップスが主軸。カントリーのような曲も交えています。
(M18 Party Artが具体例)
コーラスがどことなく垢ぬけた感じのコメディ気の強い声色なのは
彼らの特色といってもいいでしょう。
それを受けてか、ハーモニーは複雑な和音というわけではないのですが、
フレーズごとに目まぐるしく変わる辺りに注目。
(同じ節の繰り返しが少ない)
4人でのハーモニーということを大事にしている印象です。
ただ、あくまで好みの問題なんでしょうが、
個人的にはグッとくる曲が少ないのですよね…。
M19 Hopeは合唱の現代曲っぽい展開で何となく好きです。
歌詞の意味がわかれば全体的にもう少し違うのかもしれませんが。
いま一つの評価で。
★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)